TL;DR
– Google Assistantの一部機能は、Geminiモバイルアプリでも引き続き使用することができる
– 使用にはアプリの事前設定が必要
– 使用可能な機能は、タイマーからスマートホームまで多岐に渡る
GeminiでもAssistantを使用したい
2024年2月にGeminiモバイルアプリ(Androidのみ)がリリースされ、日本ではGoogle Assistantからオプトインによる切り替えが可能になりました。
Geminiアプリに切り替え後も、Google Assistantの一部機能は引き続き使用することができます。しかし、使用には幾つかの手順を踏む必要があります。
Google Assistant機能の使用手順
以下の1〜3の順に操作してください。
1. 設定画面に進む
アプリ起動後、右上のアカウントアイコン ⇨「設定」に進み、「GeminiにおけるGoogleアシスタント機能」の画面を開きます。
2. トグルをOn
一番上のトグルをOnにします。

3. 音声で入力する
タイプ入力ではなく、音声でコマンドを入力します。

Geminiでも使用できるGoogle Assistant機能
Geminiでも使用可能なAssistant機能の一覧です。
実行画面には、以下のロゴとテキストが表示されます。

1. タイマー、アラーム、リマインダー、カレンダー
音声アシスタントの定番機能です。

タイマー

リマインダー
2. メッセージの送信、読み上げ
SMSメッセージの送信、読み上げができます。

メッセージの送信

メッセージの読み上げ
3. 通話の発信
任意の番号、場所に電話をかけることができます。

通話
4. 端末の操作
Bluetooth・WifiのOn/Off、(アプリ名を指定して)アプリ起動、音量調節、バッテリー残量、バックライト点灯・・・一通り試しましたが、問題なく実行できます。

Bluetooth On/Off

バッテリー残量確認
5. 写真を撮る
通常カメラ、セルフィー、スクリーンショットを撮ることができます。
6. スマートホーム
Geminiアプリと対象端末をリンクして、スマートホーム機能を使用することができます。
Geminiアプリと対象端末のリンク方法
① 右上のアカウントアイコン ⇨「設定」⇨「GeminiにおけるGoogleアシスタント機能」に進み、「スマートホーム」をタップします。
② 一覧からリンクするサービスを検索し、設定手順を進めます。

Geminiのスマートホーム設定

設定可能なサービスの一覧
私の場合、LGとのリンクは問題なく開通しています。

テレビの操作
7. ブロードキャスト
接続中のスマートスピーカーに、メッセージを送信することができます。

ブロードキャスト
8. ウェブサイト読み上げ(英語、Pixel8以降)
Geminiアプリの言語設定を「English」に切り替え、画面を添付してから「Read this page」と音声入力します。

言語設定は、右上のアカウントアイコン ⇨「設定」⇨「言語」から変更できます。

Geminiの言語設定

「English」を追加する
Geminiとの統合が課題に
現在は、Google AssistantとGeminiが並行稼働していますが、2つの統合は課題の1つになっています。
「17時に散歩のリマインダーを追加して、同じ内容をxxxにメッセージして」(2つを同時に処理する)
「@ Flightと@ Hotelの(旅行プラン)内容を、xxxにメッセージして」(GeminiとGoogle Assistantの機能を併用する)
多くのユーザーが求めているのは、このような連携かと思います。しかし、リマインダーやメッセージ送信がGeminiと別機能である以上、この処理は難しくなります。
まとめ
Google Assistantの一部機能は、Geminiモバイルアプリでも引き続き使用することができます。ただ、今後のUX改善に向けて、GeminiとGoogle Assistantの機能統合は課題の1つになりそうです。
(端末・バージョン情報)
- Pixel 8 / Android 14
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