TL;DR
– ChatGPTにスケジュールタスク機能(ベータ版)が登場
– 指定した時間や繰り返し条件に基づいて、プロンプトを実行する
– リマインダーやデータ取得など、活用シーンは広範囲
自動化の可能性を広げる新しい一歩

「Scheduled Tasks」で作成したリマインダー
OpenAIは、Plus・Pro・Team向けのbeta版サービスとして、「スケジュールタスク機能」を新たにリリースしました。Web・アプリの両方から使用可能で、日本語にも対応しています。
この機能は、指定した時間や繰り返し条件に基づいて、ChatGPTがタスク処理を実行する仕組みを提供します。通知(メール or プッシュ)機能と併用することも可能です。
GeminiやSiriで設定していた「毎朝6時に “おはよう” と通知して」「平日16PMからランニング、5分前にリマインドして」などのタスク管理も、ChatGPT上で作成・実行することができるようになります。
「スケジュールタスク」の使用方法
- ChatGPTの通知設定
- 端末の通知設定
- 「GPT-4o with scheduled tasks」 を選択
- タスクを入力する
1. ChatGPTの通知設定
ChatGPTの設定画面を開き、「Notifications(通知)」に進み、Email(メール)とPush(プッシュ)の2種類から、通知方法を選択します。
- Emailの場合 ・・ 登録済みのアドレスに直接メールが届く
- Pushの場合 ・・ 端末設定に応じた通知が届く
2. 端末の通知設定
Push(プッシュ)通知を使用する場合、MacやiPhoneの「Notifications(通知)」を確認します。
また、「Focus(集中モード)」のOn/Off設定も合わせて確認します(Onの場合、通知が届かない場合があります)。
Macの場合
Notifications(通知)を開き、アプリ一覧で「ChatGPT」を選択すると、設定画面が開きます。
以下の設定にすると、画面右上にバナー通知が届きます。

Macの通知設定
iPhoneの場合
Notifications(通知)を開き、アプリ一覧で「ChatGPT」を選択すると、設定画面が開きます。
以下の設定にすると、画面上部にバナー通知が届きます。

iPhoneの通知設定
3. 「GPT-4o with scheduled tasks」を選択
タスクを入力する前に、モデルを「GPT-4o with scheduled tasks」に変更します。
4. タスクを入力する
時間や繰り返し条件を指定したタスクを入力します。
ニュース検索をスケジューリング
30分毎にニュース検索するタスクは、以下の手順で作成・実行・確認が可能です。
- 「日本に関する最新のウェブニュースを30分毎に検索して」とタスク設定する
- 30分毎に届く通知をタップする
- 結果をChatGPT上で確認する
通知バナーをタップすると、ChatGPTに自動ジャンプするので、移動する手間が省けます。

この通知をタップすると、ChatGPTに自動ジャンプする
注意点
現時点では、以下のような制限があることに注意が必要です。
1. アプリではタスク一覧を表示できない
登録したタスクを確認・変更・削除したい場合は、ChatGPTのWeb版にアクセスする必要があります。
2. タスクの個数、再実行タスクの回数には上限がある
登録できるActiveタスクは、10個までとなっています。
また、同じタスクの再実行回数は、1時間に4回までとなっています。「今から10分毎にリマインドして」と入力しても、再実行回数が6回となるため、タスクを設定できません。
3. 音声モード、ファイルアップロード、GPTsはサポート外
Advanced Voice Mode、ファイルアップロード、GPTsとの併用はできません。
まとめ
新機能「Scheduled Tasks」の登場により、ChatGPTでもタスク処理の自動化が可能になりました。ベータ版なので応用範囲はまだ狭いですが、日々のリマインダーやデータ取得に活用するだけでも、生産性向上に繋がります。
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