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ChatGPTの新機能「Scheduled Tasks(スケジュールタスク)」で自動化がさらに便利に

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 本投稿は、以下の端末、アプリ、バージョンを使い、執筆時点の情報を基に作成しています。

  • iPhone 16(iOS 18.2.1)/ ChatGPT for iOS(1.2025.007)
  • MacBook Pro 2021(Sequoia 15.2)/ ChatGPT for macOS(1.2025.007)

TL;DR

– ChatGPTにスケジュールタスク機能(ベータ版)が登場

– 指定した時間や繰り返し条件に基づいて、プロンプトを実行する

– リマインダーやデータ取得など、活用シーンは広範囲

自動化の可能性を広げる新しい一歩

ChatGPTのスケジュールタスク機能の通知画面1

「Scheduled Tasks」で作成したリマインダー

 OpenAIは、Plus・Pro・Team向けのbeta版サービスとして、「スケジュールタスク機能」を新たにリリースしました。Web・アプリの両方から使用可能で、日本語にも対応しています。

 この機能は、指定した時間や繰り返し条件に基づいて、ChatGPTがタスク処理を実行する仕組みを提供します。通知(メール or プッシュ)機能と併用することも可能です。

 GeminiやSiriで設定していた「毎朝6時に “おはよう” と通知して」「平日16PMからランニング、5分前にリマインドして」などのタスク管理も、ChatGPT上で作成・実行することができるようになります。

「スケジュールタスク」の使用方法

  1. ChatGPTの通知設定
  2. 端末の通知設定
  3. 「GPT-4o with scheduled tasks」 を選択
  4. タスクを入力する
1. ChatGPTの通知設定

 ChatGPTの設定画面を開き、「Notifications(通知)」に進み、Email(メール)とPush(プッシュ)の2種類から、通知方法を選択します。

  • Emailの場合 ・・ 登録済みのアドレスに直接メールが届く
  • Pushの場合 ・・ 端末設定に応じた通知が届く
2. 端末の通知設定

 Push(プッシュ)通知を使用する場合、MacやiPhoneの「Notifications(通知)」を確認します。

 また、「Focus(集中モード)」のOn/Off設定も合わせて確認します(Onの場合、通知が届かない場合があります)。

Macの場合

 Notifications(通知)を開き、アプリ一覧で「ChatGPT」を選択すると、設定画面が開きます。

 以下の設定にすると、画面右上にバナー通知が届きます。

ChatGPTスケジュールタスクのMac通知設定

Macの通知設定

iPhoneの場合

 Notifications(通知)を開き、アプリ一覧で「ChatGPT」を選択すると、設定画面が開きます。

 以下の設定にすると、画面上部にバナー通知が届きます。

ChatGPTスケジュールタスクのiPhone通知設定

iPhoneの通知設定

3. 「GPT-4o with scheduled tasks」を選択

 タスクを入力する前に、モデルを「GPT-4o with scheduled tasks」に変更します。

4. タスクを入力する

 時間や繰り返し条件を指定したタスクを入力します。

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ニュース検索をスケジューリング

 30分毎にニュース検索するタスクは、以下の手順で作成・実行・確認が可能です。

  1. 「日本に関する最新のウェブニュースを30分毎に検索して」とタスク設定する
  2. 30分毎に届く通知をタップする
  3. 結果をChatGPT上で確認する

 通知バナーをタップすると、ChatGPTに自動ジャンプするので、移動する手間が省けます。

ChatGPTのスケジュールタスク機能の通知画面2

この通知をタップすると、ChatGPTに自動ジャンプする

注意点

 現時点では、以下のような制限があることに注意が必要です。

1. アプリではタスク一覧を表示できない

 登録したタスクを確認・変更・削除したい場合は、ChatGPTのWeb版にアクセスする必要があります。

2. タスクの個数、再実行タスクの回数には上限がある

 登録できるActiveタスクは、10個までとなっています。

 また、同じタスクの再実行回数は、1時間に4回までとなっています。「今から10分毎にリマインドして」と入力しても、再実行回数が6回となるため、タスクを設定できません。

3. 音声モード、ファイルアップロード、GPTsはサポート外

 Advanced Voice Mode、ファイルアップロード、GPTsとの併用はできません。

まとめ

 新機能「Scheduled Tasks」の登場により、ChatGPTでもタスク処理の自動化が可能になりました。ベータ版なので応用範囲はまだ狭いですが、日々のリマインダーやデータ取得に活用するだけでも、生産性向上に繋がります。

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