TL;DR
– Amazonは、Alexaプラスに搭載予定の機能一覧を紹介している
– スマートホーム、コンテンツ、コミュニケーション、タスク管理、情報収集などを幅広く網羅
– 日本でも同様のサービスが提供されるかは不明
Alexa+の新しいUXとは?

引用元: aboutamazon.com
次世代のAIアシスタント「Alexa+(アレクサプラス」は、これから米国での先行リリースを迎えますが、Amazonは搭載予定の機能一覧を公式サイトで紹介しています。2023年9月のDevices & Services イベントよりもカバー範囲が広く、新しいAlexaの性能イメージをより掴みやすくなっています。
「ルーティンを音声だけで設定する」「食べたいメニューのあるレストランを予約する」・・・その他にも数多くの機能が掲載されており、新しいUXに今から期待が膨らみます。
ただ、日本でも同様のサービスが提供されるかは、現時点では明らかになっていません。米国以外でのサービス展開は「数ヶ月先」となっているので、今後形が大きく変わる可能性もあります。
この投稿では、その搭載予定の機能一覧を纏めました。
Early Access期間中に提供予定の50機能
1. あらゆるトピックを探求し、必要な情報に素早くアクセス
- 一度「Alexa」と呼びかけるだけで、自然な会話がスタート
- 幅広い分野の専門知識(家庭教師、DIY、映画、歴史、スポーツ)に対応
- 主要メディア(AP通信、ロイター・・)が提供するリアルタイム情報を取得
- Daily Briefingsで、自分の興味に基づいた最新ニュースをチェック
- 頻繁に使用する番号、好みのレストラン、家族が好きなレシピを覚え、会話をよりパーソナライズに
- 書類、マニュアル、写真、手書きメモ、学習資料などを共有
- For Youウィジェットで、コンサートチケットやセール情報の通知を受け取る
- ブラウザ、アプリ、Echoデバイスを通じて、会話をシームレスに再開
2. カレンダーとメールの管理
- 予定の追加や要約した1日の予定を確認
- メール、招待状、学校の手紙から情報を抽出し、必要な予定をカレンダーに追加
- 音声でメールやメッセージを作成、文体やトーンを調整して送信
- 複数のメールや資料をAlexa+に転送して、要点を整理
- 過去の会話を要約し、アプリやメールに送信して確認する
3. エンターテインメントを発見して楽しむ
- 俳優名やセリフを伝えるだけで、見たいシーンをすぐにFire TVで再生
- 聴きたい曲や新しい音楽を見つける
- お気に入りのアーティストや最新ヒット曲の情報を受け取る
- 気分に合った最適な映画や本を検索
- ポッドキャストの特定エピソードを探したり、オススメを受け取る
- 声だけで音楽シーンを選択(ex.「2階で再生」「子供部屋以外で再生」)
- FireTVで好みに合う映画や番組を検索
4. 直感的なスマートホーム管理
- 「毎朝7時にコーヒーを淹れて、照明を徐々に明るく、心地よい音楽を流して」と言うだけで、毎日のルーティンを作成
- 月間・年間・天候ベースのルーティンを作成(ex.「雨が降りそうなら、夕方にガレージを閉めて」)
- 家族のルーティンを作成し、声で特定の動作をトリガー
- Ringの録画内容を使用して、宅配や訪問者の映像をチェック(※別途サブスクリプションが必要)
- より自然な指示でコントロール(ex.「寒い」と言うだけで暖房を調整する)
- Echo Show 15 or 21で、デバイスやモードを一括管理
5. 現実世界のタスクをこなす
- 音声で食料品リストを作成し、Amazon FreshやWhole Foodsで注文
- Amazon.comの欲しい商品をモニターし、セール開始時に購入する
- 音声でレストランを予約して、家族や友人と共有
- 食べたい料理を伝えるだけで、レストランにデリバリー注文
- 待ち時間、オプション、料金を確認しながら、音声でUberを手配
- Ticketmasterでコンサートやスポーツのチケットを検索
- Thumbtackで価格や評価を比較しながら、プロのサービスを手配
- Vagaroでヘアサロン、スパ、フィットネスを予約
- 相手の好みに合った最適なギフトを購入
- Fodor’sやTripadvisorで、旅行先や観光スポットを検索
- 食事スタイルに合わせたレシピやレストランを調べる
- レシピの各工程に合わせて自動でタイマーを設定
- Echo Showのカメラで物を識別し、日常のタスクをサポート
6. 家族と新しい方法でコミュニケーション
- 顔認識を活用して特定の家族だけにリマインド(ex.「ダンを見かけたら、犬の散歩の番だとリマインドして」)
- ユーモアのあるアナウンスを送信
- 寝室やキッズルームなど、特定のデバイス向けにメッセージを送信
- Amazon Photosの写真を検索して、Echoデバイスに表示
- 写真のスライドショーにBGMをつけて、デジタルフォトフレーム化
- Sunoを使用して、歌詞・楽器・ボーカル付きのオリジナル楽曲を生成
- 誕生日カードやペットの記念画像を生成
- Alexa+の多彩な音声で、より楽しい会話を
7. Alexa+とAmazon Kids+で子どもを楽しませよう
- Explore with Alexa で、楽しく対話しながら新しい知識を学習
- Stories with Alexa で、想像力を広げながらオリジナルストーリーを作成
- 子ども向けのセーフティ設定で、音声購入の無効化や不適切な楽曲をフィルタリング
(※ Amazon Kids+は、別途サブスクリプションが必要)
まとめ
Alexaプラスは、エンターテインメント、スマートホーム、タスク管理、情報収集などを幅広くサポートする次世代AIアシスタントです。どんなUXになっているのか、今から期待が膨らみます。
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