TL;DR
– Geminiを日常・仕事シーンで活用するアイデアをシリーズで紹介
– 今回は「Googleマップ + メッセージ」の2つを使って、待ち合わせ時間を管理する
– リクエストをスムーズに進めるコツは「step-by-step」
「何時に着くの?」
Geminiアプリは、Apps(アプリ)の設定を有効にしておくと、「Google Mapsで近くのレストランを検索 → xxにメッセージで送信」のような一連リクエストを、会話形式で処理することができます。
テキストをコピーして、別のアプリを立ち上げて、ペーストして・・などのステップは不要。WorkspaceやYouTubeなど、他Apps(以下参照)との組み合わせ次第で、応用の幅は更に広がります。
使用可能なApps一覧:
- Google Workspace(Gmail、Calendar、Keep、ToDoリスト、ドキュメント、ドライブ)
- Messages
- Phone
- Google Home
- ユーティリティ(タイマー、アラーム、写真撮影、音量調節など)
- Google Flights
- Google Hotels
- Google Maps
- Spotify
- YouTube
- YouTube Music
2回の音声リクエストで完了
今回はこの機能を、友人との待ち合わせシーンに活用してみたいと思います。実行するリクエストは、
- Googleマップで目的地までの経路と到着予定時刻を調べる
- メッセージで内容を共有する
の2つ。
Google Mapsは、渋滞や遅延情報も反映しているため、より正確な到着予定時刻を相手に伝えることが可能です。
エラーを減らすコツ
Appsを使うリクエストは、どうしても「まとめてリクエストする」という手法を試したくなりますが、個人的にはあまりオススメしません。
「Googleマップ①でレストラン検索して、xxにメッセージ②を送信したら、音楽③かけて」のような、複数のAppsを跨ぐリクエスト(この場合は3つ)は、エラー発生の確率がどうしても高くなるからです。
また、長文のリクエストであるほど、言い間違えも必然的に増えます。その言い間違えを避けようとして、喋るスピードを遅くしてしまうと、リクエストの途中でAIが処理を始めてしまうことも。
優先事項は、
- 「AIがリクエストを正しく理解する」
- 「Appsが処理を正常に実行する」
の2つです。そのための最適な手法は、やはり「step-by-step」。リクエストを1つずつ順に進めていくことが近道になります。
試してみよう
では、メッセージ送信までの一連リクエストを、順に試していきます。
- Appsの事前設定を完了する
- メッセージの送信先を登録する
- Google Mapsで経路と時刻を調べる
- メッセージで内容を共有する
1. Appsの事前設定を完了する
まず、こちらの投稿を参考にしながら、GeminiのApps(アプリ)設定で、Messages(メッセージ)とGoogleマップを有効にします。
2. メッセージの送信先を登録する
Contacts(連絡先)アプリに、送信相手の名前と電話番号を登録します。
3. Google Mapsで経路と時刻を調べる
Geminiを起動して、「有楽町から三鷹までの電車経路と、三鷹に到着する時間を教えて」のように言って、経路と到着予定時刻を調べます。

地図リンクと到着時刻を調べる
4. メッセージで内容を共有する
続けて、「この到着予定時刻と地図のリンクを、xxにメッセージで送って」と言って、Googleマップのリンクと到着時刻を共有します。
まとめ
Geminiアプリは、一連のリクエストをアプリ内で完結させることができます。今回は待ち合わせを例に挙げましたが、使い方次第で他の日常・仕事シーンにも応用することが可能です。
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