TL;DR
– ClaudeアプリにVoiceモード(双方向の音声会話機能)が登場
– 読み上げ速度の事前設定や回答の要点表示など、独自の特徴を備えている
– テンポ良く会話したい場合は、ChatGPTやGeminiの方がオススメ
ClaudeのVoice Mode
Anthropicは、全ユーザー向けのBeta版サービスとして、Voiceモード(双方向の音声会話機能)を新たにリリースしました。対応言語は英語のみで、Android・iOSの両方で使用することができます。
画面右下のAudioアイコン(以下画像を参照)をタップすると、Voiceモードの専用画面が起動します。そのまま画面越しに話すだけで、Claudeとの会話を始めることができます。

タップするとVoiceモードが起動
ChatGPTやGeminiにも、同様の音声会話機能が搭載されていますが、ClaudeのVoiceモードは、
- 送信は「手動」or「自動」
- Interruptは「手動」
- 読み上げ速度を事前に設定可能
- 回答の要点を表示する
の4つが大きな特徴です。
※ Beta版なので、今後仕様は大きく変わる可能性があります。
送信は「手動」or「自動」
ClaudeのVoiceモードは、音声入力した内容を送信する操作として、画面をタップするか、自動送信するまで数秒待つか、の2パターンを用意しています。
ChatGPTやGeminiは、「音声入力して、コンマ数秒で自動送信」がデフォルトなので、画面タップや数秒のインターバルは、慣れるまで少し時間が必要かもしれません。
Interruptは「手動」
また、回答の途中で次の質問に進みたい場合、Claudeは画面タップが必須になります。なお、ChatGPTやGeminiは、画面タップ不要で質問を被せることができます。
読み上げ速度を事前に設定可能
一方で、読み上げ速度の事前設定は、ChatGPTやGeminiにはない機能です。
ユーザーは、Slow、Normal、Fastの3つから、読み上げ速度を選択することができます。
回答の要点を表示する
そして、Claudeは全文を読み上げる前に、回答の要点をノート形式で画面に表示します。これは、聞き漏れ防止や理解度の向上に役立つ機能です。
なお、ChatGPTは回答の文字起こしをリアルタイムで表示できますが、要点の事前表示には対応していません。
使用手順
では、言語設定からリクエストの送信まで、一連の手順を試していきます。
- 使用する言語を選択する
- ボイスモードを起動する
- (オプション)音声と読み上げ速度を設定する
- 音声入力する
- 入力内容を送信する
- (オプション)Interruptする
1. 使用する言語を選択する
まず、Claudeアプリを起動して設定に進み、「Speech language」の項目を英語に切り替えます。
2. ボイスモードを起動する
次に、チャット画面のAudioアイコン(以下画像を参照)をタップして、ボイスモードを起動します。

Audioアイコンをタップ
3. (オプション)音声と読み上げ速度を設定する
右上の調整アイコン(以下画像を参照)をタップすると、音声と読み上げ速度を設定することができます。
なお、音声は5パターン(Buttery、Airy、Mellow、Glassy、Rounded)、読み上げ速度は3パターン(Slow、Normal、Fast)が用意されています。

右上の調整アイコンをタップ
4. 音声入力する
Voiceモードの画面に「Ready and listening」が表示中に、リクエストを音声入力します。
5. 入力内容を送信する
リクエストの送信は、以下の方法で実行できます。
- そのまま数秒待つ
- 画面中央の矢印アイコンをタップする
- 画面のアイコン以外の部分をタップする
6. (オプション)Interruptする
回答の途中で次の質問に進みたい場合は、以下の方法でClaudeの回答を中断できます。
- 画面中央の停止アイコンをタップする
- 画面のアイコン以外の部分をタップする
まとめ
ClaudeのVoiceモードは、音声によるAIとの会話体験を提供します。ChatGPTやGeminiとは特徴や設計が大きく異なるため、用途に合わせて使い分ける必要があります。
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