TL;DR
– Geminiを日常・仕事シーンで活用するアイデアをシリーズで紹介
– 今回は、YouTube動画を題材としたテストを作成する
– リクエストをスムーズに進めるコツは「step-by-step」
知識の定着を図る
Geminiアプリは、Apps(アプリ)の設定を有効にしておくと、
「Google Mapsで近くのレストランを検索 → 友人にメッセージで送信」
のようなリクエストを、会話形式で処理することができます。Apps(以下参照)の組み合わせ次第で、様々なタスク処理に応用することが可能です。
使用可能なApps一覧:
- Google Workspace(Gmail、Calendar、Keep、ToDoリスト、ドキュメント、ドライブ)
- Messages
- Phone
- Google Home
- ユーティリティ(タイマー、アラーム、写真撮影、音量調節など)
- Google Flights
- Google Hotels
- Google Maps
- Spotify
- YouTube
- YouTube Music
2回の音声リクエストで完了
今回はこの機能を活用して、YouTube動画の理解度テストをしてみたいと思います。実行するリクエストは、
- 動画の要約を取得する
- 問題を作成する
の2つです。
テストはどうやって作る?
問題の作成は、Geminiのクイズ機能を活用します。YouTube動画をアップロードして、
- 「〜に関する問題を作って」
- 「〜のクイズを作成して」
のようにリクエストすると、Geminiが10問の4択問題(ヒント、解説付き)を生成してくれます。
エラーを減らすコツ
Appsを使うリクエストは、どうしても「まとめてリクエストする」という手法を試したくなりますが、
「Googleマップ①でレストラン検索して、xxにメッセージ②を送信したら、音楽③かけて」
のような複数のAppsを跨ぐリクエスト(この場合は3つ)は、エラー発生の確率がどうしても高くなるため、個人的にはあまりオススメしません。
ここでの優先事項は、「AIが正しく処理を実行すること」に尽きます。そのための最適な手法は、やはり「step-by-step」。リクエストを1つずつ順に進めていくことが近道になります。
試してみよう
では、概要の取得から問題作成まで、一連のリクエストを試していきます。
- Appsの事前設定を完了する
- 動画URLをGeminiにアップロードする
- 動画の概要を取得する
- 問題を作成する
- 回答 & スコア確認
1. Appsの事前設定を完了する
まず、こちらの投稿を参考にしながら、GeminiのApps(アプリ)設定で、YouTubeを有効にします。
2. 動画URLをGeminiにアップロードする
次に、YouTubeアプリで対象動画を再生中にGeminiを起動して、Ask about video(動画について質問する)をタップします。

「動画について質問する」をタップ
3. 動画の概要を取得する
続いて、「この動画の概要を教えて」のように言って、内容を振り返ります。
4. 問題を作成する
最後に、「この動画を題材にした問題を作成して」のように言って、理解度テストを作成します。続いて、「開く」をタップ(以下画像を参照)すると、出題が始まります。
なお、今回はGoogle I/O 2025の動画を使用しました。

「開く」をタップする
5. 回答 & スコア確認
以下のようなスタイルで出題される4択問題を、順に回答していきます。10問全て回答すると、スコアと全体解説が表示されます。

Geminiが生成した4択クイズ
まとめ
Geminiアプリは、一連のリクエストをアプリ内で完結させることができます。今回はテストの作成を例に挙げましたが、使い方次第で他の日常・仕事シーンにも応用することが可能です。
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