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iPhoneのボイスメモは録音・文字起こし以外の機能も充実している

Device・App
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 本投稿は、以下の端末、アプリ、バージョンを使い、執筆時点の情報を基に作成しています。

  • iPhone 16(iOS 18.5)
  • Voice Memos

TL;DR

– Voice Memosアプリには、再録音やトリミングなどの編集機能がある

– 再生の早回しや無音スキップを活用すると、時短で録音を聞き直すことができる

録音・文字起こしだけじゃない

 iPhoneのVoice Memos(ボイスメモ)は、通常の録音や文字起こしに加え、再録音トリミング再生スピードの設定無音スキップなど、多くの機能が搭載されています。

再録音・トリミング

 再録音は、指定した位置から録音をやり直して、データを上書きします。トリミングは、前後の空白部分、もしくは途中の一部分だけを選択して、データを削除することができます。

 なお、編集データの保存方法は、

  • オリジナル音源に上書きする
  • 別データとして保存する(オリジナル音源を残す)

 の2つが用意されているため、後者を選択すれば、オリジナル音源を残したまま、編集作業を進めていくことが可能です。

早回し再生・無音スキップ

 再生する時は、早回し再生無音スキップ(音声波形が極めて小さい部分をカットして再生)を活用すると、時短で録音を聞き直すことができます。

 無音スキップは、例えば講義やスピーチの録音に使用すると、話者の沈黙部分だけを上手くジャンプして再生することができるようになります。

文字起こし性能は?

 なお、ボイスメモは日本語・英語を含む多言語に対応していますが、文字起こしの精度は言語によって異なります。

 英語音声の文字起こしは、幅広いシーン(動画、ニュース、講義、日常会話・・)に対応しており、実用的な精度で生成することができます。

 一方で、日本語音声の文字起こしは、英語と比較するとかなり劣ります。私が試した限りですが、対応可能な音声はニュース、スピーチ、録音目的で吹き込む自分の音声など、抑揚やリズムが一定で、音質が良いものに限られます。

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使用手順

 では、録音・再生・編集の手順を、実際に試していきます。

  1. 使用言語を設定する
  2. 録音・文字起こしを表示する
  3. 再生する(再生速度の調整、無音スキップ)
  4. 編集する(再録音、トリミング)
1. 使用言語を設定する

 まず、ボイスメモの言語設定を、録音で使用する言語に切り替えます。方法は、以下の2つがあります。

iPhoneの言語設定を切り替える

 Home画面から、Settings(設定)→ General(一般)→ Language & Region(言語と地域)の順に進み、Preferred Languages(優先する言語)を録音する言語に切り替えます。

 iPhoneの言語設定を変更することで、ボイスメモの言語設定も自動で切り替わります。

ボイスメモの言語設定だけを切り替える

 Home画面から、Settings(設定)→ Apps(アプリ)→ Voice Memos(ボイスメモ)の順に進み、Preferred Languages(優先する言語)を録音する言語に切り替えます。

 この方法なら、iPhoneの言語設定を変える必要はありません。

2. 録音・文字起こしを表示する

 録音は、ボイスメモを起動して、画面下の録音ボタンをタップします。そして、録音中に波形部分を上部にスワイプ → 左下の吹き出しアイコンをタップすると、文字起こしが表示されます。

3. 再生する(再生速度の調整、無音スキップ)

 再生は、録音データを選択して、中央の再生ボタンをタップします。

 再生速度の調整、及び無音スキップの設定は、右上のメニューアイコン(以下画像を参照) → Options(オプション)の順に進みます。

iPhoneのボイスメモアプリで再生速度の調整と無音スキップを設定するメニュー

このアイコンをタップ
iPhoneのボイスメモアプリで再生速度の調整と無音スキップを設定する画面

「再生速度」と「無音をスキップ」

4. 編集する(再録音、トリミング)

 編集は、録音データを選択して、左下のアイコン(以下画像を参照)をタップします。

iPhoneのボイスメモアプリで編集に進むアイコン

このアイコンをタップ

再録音

 再録音は、録音を撮り直す部分までデータを進めて、画面下のReplace(再録音)をタップします。一時停止ボタンを押すと、再録音が終了します。

 編集内容を取り消したい場合は、右上のメニューアイコン → Undo(取り消す)の順にタップします。

 編集内容を保存したい場合は、Done(完了)をタップすると、

  • Save Recording(録音を保存) ・・・ オリジナル音源に上書き
  • Save as New Recording(新規録音として保存) ・・・ 別データとして保存する(オリジナル音源は残る)

 が表示されるので、どちらかを選択します。

トリミング

 トリミングは、右上のメニューアイコン → Trim(トリミング)の順に進みます(以下画像を参照)。

iPhoneのボイスメモでトリミングを始める画面

①メニューアイコン → ②トリミング

 次に、データ範囲を指定して、

  • Trim(トリミング) ・・・ 選択部分を保持する
  • Delete(削除) ・・・ 選択部分を削除する
iPhoneのボイスメモでトリミングするデータ範囲を指定する画面

編集するデータ範囲を指定

 のどちらかをタップすると、データが編集されます。

 編集内容を取り消したい場合は、左上のCancel(キャンセル)をタップします。

 編集内容を保存したい場合は、右上のApply(適用) → Done(完了)の順にタップすると、

  • Save Recording(録音を保存) ・・・ オリジナル音源に上書き
  • Save as New Recording(新規録音として保存) ・・・ 別データとして保存する(オリジナル音源は残る)

 が表示されるので、どちらかを選択します。

まとめ

 iPhoneのVoice Memos(ボイスメモ)は、通常の録音や文字起こしに加え、トリミング、再生スピードの設定、無音スキップなどの機能を備えています。音声データを効率良く管理できる録音アプリです。

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