PixelのRecorderアプリは文字起こし・音声検索・編集・Speaker検出まで対応!

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TL;DR

– Recorderアプリには、音声データ加工に必要な機能一式が搭載されている
– バックアップ機能をOnにすると、recorder.google.comと同期が可能
– Speaker検出は、複雑な録音データ(ex. 参加人数の多い会議)の場合、精度が落ちる

PixelのRecorderアプリは文字起こし・音声検索・編集・Speaker検出まで対応!

多機能な録音アプリ

 GoogleのRecorderアプリは、Pixel 3以降の端末で動作する録音アプリです。

 会議、講義、備忘録メモ等に活用している方も多いと思います。

 このアプリには、複数の便利機能が搭載されています。

 今回はその中から、文字起こし、音声検索、編集、そしてSpeaker検出の操作手順を取り上げます。

言語の選択とバックアップ

 録音の前に、まず使用する言語とバックアップ機能の2点を確認します。

1. 言語の選択

 アプリ起動後、右上のアカウントアイコン ⇨「レコーダーの設定」⇨「音声文字変換の言語」に進み、録音する言語を選択します。

Recorderアプリの言語選択1

「レコーダーの設定」をタップ
Recorderアプリの言語選択2

録音する言語を選択

2. バックアップ機能(任意)

 アプリ起動後、右上のアカウントアイコン ⇨「バックアップを有効にする」をタップします。

 録音データがバックアップされると、recorder.google.comで検索や編集ができるようになります。

Recorderアプリのバックアップ

「バックアップを有効にする」をタップ
バックアップの同期

recorder.google.comの画面

文字起こし

 録音内容をテキスト表示したい場合は、文字起こし機能を使用します。

 オフライン使用や日本語の文字起こしも可能です。

表示

 録音中、もしくは録音後に、画面中央の「文字起こし」をタップします。

Recorderアプリの文字起こし1

文字起こしをやり直す

 同じ録音データを、再度文字起こしすることも可能です。

 右上のオプションメニュー に進み、「もう一度文字に変換」をタップします。

 但し、この操作はオンライン、かつバックアップ機能をOnにして実行する必要があります。

Recorderアプリの文字起こし2

音声検索

 録音データ内の単語を検索したい場合は、音声検索を使用します。

 指定した位置から、再生を開始することも可能です。

単一のキーワード検索

 検索タブに任意の単語を入力して▶️ボタンを押すと、該当箇所から録音が再生されます。

Recorderアプリの音声検索1

検索タブにキーワードを入力
Recorderアプリの音声検索2

再生開始位置を指定できる

複数のキーワード検索

 検索タブに「takoyaki sushi ramen」のように、複数ワードを入力することも可能です。

 検索結果は増えることになりますが、🔼🔽ボタンで簡単に縦断移動できます。

Recorderアプリの音声検索3

編集(切り抜き・削除)

 ✂️アイコンをタップすると、録音データの切り抜き、または削除が可能です。

切り抜き ・・・ 選択箇所を切り抜いて、別の音声クリップを作成します。

削除 ・・・ 既存の音声ファイルから、選択箇所の音声を削除します。

私が試した印象ですが、編集精度は少し難があります。

切り抜き、削除の両方で、前後の単語が微妙に混じる(もしくは消える)ことが多いです 。

Recorderアプリの音声編集1

✂️アイコンをタップ
Recorderアプリの音声編集2

選択箇所を切り抜き or 削除する

Speaker検出

 録音データ内に複数人のスピーカーがいる場合、音声を識別してラベルを付与します。

 Pixel 6以降の端末で、かつ英語のみ対応しています。

 私が試した印象ですが、精度には少し難があります。粗々で処理したい場合は良いかもしれませんが、正確性を求める作業には向いていないと思います。

 複雑な録音データ(ex. スピーカーが頻繁に切り替わるPodcast、参加人数の多い会議・・)であるほど、精度は落ちます。

1. 言語とラベルの設定

 アプリ起動後、右上のGoogleアカウントをタップして「レコーダーの設定」に進み、「音声文字変換の言語」を英語に、そして「スピーカーラベル」のトグルをOnにします。

RecorderアプリのSpeaker検出設定

2. 録音する

 英語で録音すると、スピーカーにラベルが付与されます。

RecorderアプリのSpeaker検出

ラベル名を変える

 ラベル名は、録音後に変更することができます。

 右上のオプションメニュー ⇨「話し手のラベルを編集」から変更できます。

RecorderアプリのSpeakerラベル変更1

「話し手のラベルを編集」をタップ
RecorderアプリのSpeakerラベル変更2

任意のラベル名に変更

まとめ

 GoogleのRecorderアプリは、文字起こし、音声検索、編集、Speaker検出などの複数機能を備えています。

 簡単な操作で、日常や仕事シーンの記録に役立てることが可能です。

(端末・バージョン情報)

  • Pixel 8
  • Android 14
  • Recorder 4.2.20240110.604838447

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