Googleが一部Assistant機能のサポート終了 & マイクアイコンの仕様変更を発表

音声ニュースのイメージ図 最新リリース・アナウンス
This image was created with DALL·E3
最新リリース・アナウンス
この記事は約4分で読めます。

TL;DR

– GoogleはGoogle Assistantの機能縮小と、マイクアイコンのUI変更を発表
– サポート終了となる17機能は、日常シーン、娯楽、ヘルスケア、アプリ操作に関するもの

Googleが一部Assistant機能のサポート終了 & マイクアイコンの仕様変更を発表

17機能 + α のサポート終了をアナウンス

 2024年1月、GoogleはGoogle Assistantの機能縮小をアナウンスしました。

 今後利用ができなくなる17機能について、ユーザーには随時通知していく予定と伝えています。

(※ 通知開始の予定日は2024年1月26日)

(Update 2024/3/12)

 サポート終了の機能については、起動時に以下のような画面が表示されると思います。

Googleアシスタントサポート終了の音声メッセージ

音声メッセージ
Googleアシスタントサポート終了のファミリーベル

ファミリーベル
Googleアシスタントサポート終了のミュージックアラーム

ミュージックアラーム

 また同記事では、Google検索バーにあるマイクアイコンの仕様変更についてもアナウンスしています。

 現在は「Voice Searchの起動」と「Google Assistantの起動」の両方を担っているマイクアイコンのUIが、今後は前者に統一されることになります。

マイクアイコンのUI変更

 私のPixel8では、Googleアプリのマイクアイコンは「Voice Search」 、ホーム画面のマイクアイコンは「Google Assistant」が起動します。

 このUIが、今後は前者に統一されることになります。

Googleアプリのマイクアイコン

Googleアプリのマイクアイコン
ホーム画面のマイクアイコン

ホーム画面のマイクアイコン

サポート終了となる17機能

 サポート終了をアナウンスした機能は、以下の通り(引用元から一部抜粋)です。

1. Google Playブックスのオーディオブックの音声再生、操作

2. Googleアシスタント搭載デバイスでのミュージックアラーム、及びラジオアラームの設定、使用

3. マイレシピへのアクセス管理、デバイス間でのレシピ転送、手順を示すレシピ動画の再生、詳細レシピの表示

4. スマートディスプレイやスマートスピーカーでのストップウォッチ管理

5. 音声操作によるデバイスへの通話発信、Googleファミリーグループへのブロードキャスト

6. 音声操作によるメール、動画、音声メッセージの送信

7. 音声によるGoogleカレンダーの予定変更

8. GoogleマップのGoogle アシスタントの運転モードでのアプリランチャーを使用したメッセージの読み上げ、送信、通話の発信、メディアの操作

9. ファミリーベル通知のスケジュール設定、及び過去にスケジュール設定したファミリーベル通知の再生

10. Calmでの瞑想リクエスト

11. Fitbit Sense、Versa3デバイスでのアクティビティの音声操作

12. 睡眠概要の表示(Google スマートディスプレイを除く)

13. スピーカーやスマートディスプレイから発信した通話での発信者番号の表示(Google Duoを使用している場合を除く)

14. スマートディスプレイでの推定通勤時間の表示

15. 音声による個人旅行プランの確認

16. 連絡先に関する情報リクエスト

17. 支払いの送金、予約、ソーシャルメディアへの投稿などの音声操作

引用元: support.google.com

いよいよ卒業手続きスタートか

 今回のアナウンスは、Assistant with Bardとの一時的な並行運用も視野に入れたGoogle Assistantの「legacy処理」であると、個人的には理解しています。

 サポート終了となる17機能は日常シーン、娯楽、ヘルスケア、アプリ操作など多岐に渡りますが、Assistant with Bardを今後の主軸に考えるなら、旧側の機能縮小は避けられません。

 いよいよ、Google Assistantも役割を終える日が近づいてきました。

 ただ、肝心のAssistant with Bardに関しては、2023年10月のアナウンスから約4ヶ月が経過した現在も、詳細は未発表のままです。

まとめ

 17機能の終了、そしてマイクアイコンのUI変更は、Google Assistantの縮小が事実上スタートしたことを意味しています。

 Assistant with Bardの早期リリースに注目が集まります。

関連記事はこちら //

「Gemini」リリースとAssistant with Bardへの影響: ProとNanoが持つ役割とは?
Googleが発表した新LLM「Gemini」は、大小3つのモデルで構成されています。バランスの取れた「Pro」、そしてon-deviceタスク向けの「Nano」は、Assistant with Bardの中核エンジンになる可能性があります。
Google Assistantの後継となる「Gemini App」の切り替え手順
Geminiへのアクセス方法は、AndroidとiOSで少し異なります。Androidはアプリのインストール、もしくはGoogle Assistantからの切り替え。iOSはGoogleアプリのGeminiタブからアクセスします。
Geminiモバイルアプリで出来ること: Google Assistantから継承している機能まとめ
Geminiアプリでも引き続きGoogle Assistant機能を使用するためには、アプリの事前設定が必要になります。使用できる機能は、タイマーからスマートホームまで多岐に渡ります。
タイトルとURLをコピーしました